イーグレープ
創世記の昔から神が、イエスが、人を教え導く場面の多くで「植物」が用いられている。神は「地の全面にある、種のできるすべての草と、種の入った実のあるすべての木を、今あなたがたに与える」と宣言された(創世記1:29)。本書は聖書に登場する植物を単に紹介しただけの本ではない。実物のカラー写真を配置しながら分かりやすい言葉で解説しており、聖書の物語を知る読者にとって、あらためてその奥深さを学ぶ絶好の機会となるであろう。なぜイエスは人との関係をブドウに例えたのか、アーモンドはなぜキリストの復活の象徴なのか。興味は尽きない。
著者の梶田先生は幼い頃から植物に親しみ、神学校卒業後、種苗会社で品種改良に従事されたという異色の経歴をもたれる牧師です。専門的になりがちな内容をとても分かりやすく、また聖書のみ言葉をふんだんに用いながら解説していますので、「聖書は知っているが植物はそこまで‥‥‥」という方には絶対おすすめです。
著者・訳者など:梶田 季生
ISBN:978-4-90917033-0
セイショノショクブツ