サンパウロ
「格差社会」「ワーキングプア」という言葉が昨今、世の中でよく見られるようになってきたが、実は、すでに10年以上前から、日本社会に新しい「貧困」がじわじわと広がってきている。そしてそれは、グローバル化、特に新自由主義的グローバリゼーションの影響とも言われている。
本書に収められたシンポジウムは、特に日本を含めた先進国に注目し、先進国における新しい「貧困」の現実理解、社会分析、現場からの報告を中心に構成されている。
グローバル化により、先進国でどのように新たな貧困者と社会的排除が創出されてきているのか、それに対しどのような実践が行われているのか、これらの現実を明らかにする。
著者・訳者など:上智大学社会正義研究所
国際基督教台大学社会科学研究所
ISBN:978-4-80562616-0
JAN:9789780000000