新教出版社
ペーターはお母さんを亡くし、外交官をしている大好きなお父さんとベルリンで2人暮らしをしていました。お父さんは無鉄砲で陽気な人。折しもナチが政権をとり、ユダヤ人が焼き討ちにあう事件も発生、不穏な空気になったので、ペーターはハンガリーのおじいさんの家に帰ることになりました。お父さんと別れるのはさびしいけれど、毎週とどく手紙をおじいさんに読んでもらうのが何よりの楽しみ。1人暮らしになって、お父さんはますます無鉄砲に飛び回っているようです。
ところがある日を境に、おじいさんしか読めなかった汚い字の手紙が、タイプライターの手紙に変わりました。ペーターはもう、おじいさんに頼まなくても自分で読めるようになったのですが…。
どうして突然タイプライターの手紙になったのか?明らかになった衝撃の事実に、ペーターは?
著者・訳者など:イレーネ・ディーシェ
赤坂桃子訳
ISBN:978-4-40077002-2
JAN:9789780000000