みすず書房
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「ドン、ウィーンに訪ねてきてくれないか。私たちの人生を話しておきたいんだ」 本書は、アメリカの一臨床心理学者が、1993年から7年間にわたって晩年のヴィクトール・フランクルと妻エリーのもとを訪れ、夫妻とその家族、友人へのインタビュー、取材を重ねてまとめた、ふたりの愛の歴史である。
晩年のフランクルは、ロゴセラピーの仕事に全精力をかたむけ、回顧録をまとめる余裕などなかった。そのフランクルとエリーが、自分たちの人生を記録してもらおうと選んだのが、学生時代にウィーンで1年だけフランクルの指導を受け、30年を経てアメリカで夫妻と再会したばかりのクリングバーグだった。ホロコーストの研究家でもなければ歴史家でもなく、プロのライターでもない著者は、虚心坦懐に夫妻の話に耳を傾け、彼らの生きたウィーンとその時代を複層的に描き出してゆく。
第1巻は、ヴィクトール・フランクルの子供時代に筆を起こし、フロイトやアードラーとの出会いと相克、ロゴセラピーのはじまり、そして、ナチ政権下の収容所体験と戦後の復職までを描く。全2巻。
著者・訳者など:H・クリングバーグ.Jr.
赤坂桃子訳
ISBN:4-62207213-0
JAN:9784620000000