いのちのことば社
「世界の中心」とも形容され、さまざまな喜悲劇が展開されてきたパレスチナの歴史を、アブラハムの時代からイスラエル共和国建国まで、現地での豊富な経験と学識に基づいて簡潔に概観。全編にわたり芸術性の高い貴重な写真を掲載。
目次
第1章 カナン人とイスラエル人(前1950―前1050年)
族長の時代
征服の世紀(前1260-前1180年)
約束の地への入植
第2章 諸部族と王たち(前1050―前587年)
サムエルとサウルの時代
最盛期(前1020-前930年)
衰退と滅亡
第3章 難民とギリシャ人(前587―前40年)
捕囚の時代
帰還の世紀(前530-前430年)
ギリシャ人とローマ人
第4章 重大な100年間(前40―後70年)
ヘロデ大王
ナザレのイエス
初代教会とエルサレム陥落
第5章 ローマ人とビザンティン帝国人(後70―630年)
破壊の余波
コンスタンティヌスの100年(310―410年)
ビザンティウムの支配
第6章 イスラム教徒と十字軍(630―1291年)
イスラム世界の到来
十字軍の100年間(1099―1184年)
サラディンと十字軍の最期
第7章 オスマン帝国人と西欧人(1291―1948年)
マムルークとオスマン帝国
帰還の世紀(1820―1917年)
イギリスの委任統治
それから……
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謝 辞
聖地地図
著者・訳者など:ピーター・ウォーカー
ページ数:176頁
判型:215×260mm
ISBN:978-4-264-03432-2
ピーター・ウォーカー(Peter Walker)
ケンブリッジ大学で古典学と初代教会史を学ぶ。ウィクリフ・ホール(オックスフォード大学)で講師を務め、現在、トリニティー・スクール・フォー・ミニストリー(米国ペンシルベニア州)教授(聖書学)。キリスト教から見たエルサレムについて広範囲に及ぶ研究を行い、研究目的の聖地旅行を頻繁に行っている。著書に、Holy City, Holy Place? (OUP); Jesus and the Holy City (Eerdmans); In the Steps of Jesus (Lion Hudson) 等がある。福音書の舞台を辿るIn the Steps of Jesusは、特に高い評価を得ている。