いのちのことば社(カルディアブックス)
人はみな苦しみの中にあるとき、「たましいの慰め」という霊的な欲求をもっている――
出会った人々、信仰の先達のことば、自らの体験などを語りながら、その欲求の意味と解決の道を考える。
傷ついた心の理解の名著の増補改訂。新たに4編の書き下ろしを加え装丁も一新し、カルディアブックスとして世に問う。長く版切れが惜しまれていた名著のリメイク。
目 次
そこにいてほしい
慰めは必ず
孤独をいやすもの
もっと朝を信じても
赦しの感情は徐々に
友との交わりが
一人を慰めることができたら
主が隣におられるリアリティ
その人が存在するだけで
生活に「すきま」を
まなざしを温かく
神の慰め、神の優しさ
見捨てられることはない
涙をぬぐわれて
知られても愛される
優しさに触れるとき
愛されない限り
難しい人もまた
なぜ、きょうは顔色が……
傷ついた人の隣人に
愛して待つこと
愛する生活へ一歩踏み出してみる
今度、お会いしませんか
こころが元に戻るには
たましいの旅路を共に歩いてみよう
おわりに
著者・訳者など:堀 肇
ページ数:160頁
判型:B6変型判
ISBN:978-4-264-01200-2
堀肇(ほり・はじめ)
1944年6月11日、岐阜県岐阜市に生まれた。クリスチャンだった母の影響で小4から教会に通い、大学時代に入信。埼玉県富士見市の日本伝道福音教団・鶴瀬恵みキリスト教会牧師。 かたわら聖学院大学総合研究所特別研究員、臨床パストラルカウンセラー・スーパーヴァイザー(PCCAJ認定)、 太平洋放送協会会長 (PBA)、 キングスガーデン埼玉評議員等を務める。 また聖学院大学大学院講師、ルーテル学院大学講師、 NHK学園講師 (聖書講座) 東京いのちの電話評議員などを歴任した。
著書に『心で読む 聖書のにんげん模様』 『
心の部屋を空けて』 『
たましいの慰め こころの余裕』 『教会生活の疲れとその回復』 『こころの散歩道』 『
寄り添いの小みち一日ごとの黙想録』 『
弱さを抱えて歩む 聖書の世界に生きた人々・新約編』 『福音主義神学における牧会 (共著)』 『すぐに役立つクリスチャン生活百科 (共著)』『
谷陰を越えて歩む 聖書の世界に生きた人々[旧約編]』『「世の光」「ライフ・ライン」バイブルメッセージ集(共著)』(以上、いのちのことば社)。 『
こころにやさしく』 (CLC出版)。 『
悩んだときにひらく本』 (FFJ)。 『
被災者と支援者のための心のケア(共著)』 『
ヘンリ・ナウエンに学ぶ (編著)』(以上、聖学院大学出版会)などがある。訳書に『
さよならボート』 メアリー・ジョスリン文、クレア・リトル絵 (フォレスト・ブックス)。
Spirit’s Comfort, the Heart’s Surplus, The: New Edition
(Shinpan: Tamashii no Nagusame, Kokoro no Yoyuu)
Hajime Hori
A pastor who counsels on social problems writes essays on topics such as the causes of problems among children, what causes young people to feel isolated, and ways to help family communication. Solutions are found in Bible principles, such as those seen in the life of Joseph. Gives comfort to readers facing problems. Kardia Books. B6 size, 160 pp.