いのちのことば社
列王記の焼き直しと思われてしまうこともある歴代誌。しかし本書巻は、捕囚から解放されたユダの人々が、神への礼拝・献身と神の恵みを視点として、もう一度、アダムから始まる神と人との関係を辿り直した歴史。ぜひ極上の注解書でご堪能ください。
★「歴代誌」って?? (ハーレイの『聖書ハンドブック』より抜粋)
聖書の最初の12冊はヘブル民族の捕囚で終わっている。歴代誌2冊は、その物語を再述し、同じく捕囚の記事で終わっている。ここにはそれ以前に起こったすべてが要約され、特にダビデ、ソロモン、およびそれに続くユダの諸王の治世に注意が向けられている。歴代誌第一のある部分は、サムエル記第二と内容が同じである。それは系図に関する9章を序章として、ダビデの物語だけを扱っている。その系図はアダムよりユダの補修の帰還までの全期間のもので、この時代以前の聖なる歴史全部の概略といったものである。
聖書注解のスタンダードとして、世界中で確固たる地位を築いてきた本シリーズは、充実した内容はもちろん、初心者にも理解できる平易な記述が特徴。原書は35年の歳月をかけて刊行され、世界的にも高い評価を受けている。一般信徒から牧師、研究者に至るまでを読者対象としている。
ティンデル聖書注解の特徴- 第一級の聖書学者による執筆
- 多年の研究の成果を踏まえた詳細な内容
- あらゆる聖書研究に役立つ高度な学問レベル
- 解釈から適用まで説教づくりを丁寧にサポート
- 信仰生活への適用を助ける霊的解釈も加味
- 一般信徒にも理解しやすい明快な記述
著者・訳者など:マーチン・J・セルマン
訳:井上 誠、菊池 実
ページ数:頁
判型:A5判 2段縦組 上製
ISBN:978-4-264-02252-7
レキダイシダイニティンデルセイショチュウカイ tyndale
2 Chronicles
(Rekidaishi Dai 2)
Martin J. Selman
Tyndale OT Commentary series. The Chronicler wrote as a pastoral theologian addressing an Israel separated from its former days of blessing by a season of judgment. He gives a divine word of healing and reaffirms the hope of restoration to a nation that needed to regain its footing in God's word of promise and to reshape its life before God. The Chronicler skillfully weaves his commentary into the linear text of Israel's history. His theme: the promises of God revealed in the Davidic covenant are as trustworthy and as effective as the God who first uttered them. Martin Selman provides a masterful interpretation of, and lucid commentary on these sorely neglected yet profound books of the Old Testament. Hardcover. A4 size, 384 pp.¥4,620