出版社・製造元:いのちのことば社
カイロスブックス シリーズ。「改憲」についてキリスト者の立場から何を考えればいいのか。自民党改憲草案と現行憲法を比較しつつ、この国が今どこに向かっていこうとしているのかを考える。私立の教師たちを前に語った講演をまとめたもの。
【「カイロスブックス」刊行のことば】
ギリシア語の「カイロス」は、「時」と訳される言葉です。それは、単なる「時間」を指しているのではなく、「決定的な時」、待ち望んでいた「その時」を意味します。特に、新約聖書における「カイロス」とは、「神が目的のうちに定められた時」を意味する重要な言葉として使われています。
「カイロスブックス」は、この日本で、今の「時」を生きるキリスト者として、教会、社会、生活、教育、福祉の現場で起こっている現実を、キリスト教的な世界観・歴史観の視点から問い続けるという目的のもとに刊行されたシリーズです。
環境問題、格差、分断、対立など、私たちを取り巻く状況は、ますます終末の様相を呈してきています。どこに突き進んでいくのか混迷を深めるこの時代にあって、真の光であるキリストを掲げる教会として現代の問題に光をあて、「教会のこと」「社会のこと」ではなく、自らの生活に、教会に、そして生き方までに深く関わってくることとして捉えたいと思っています。キリスト者と社会をつなぐものとして、さらに教会内で考える題材として、このシリーズが用いられることを、願ってやみません。
「カイロス」には、「応答すべき時」という意味もあります。今の「時」に生きる者として、沈黙ではなく、この「カイロス」に応答すべき者でありますようにとの祈りを込め、この「カイロスブックス」を刊行いたします。
著者・訳者など:朝岡勝
ページ数:80頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-03967-9
From Sword to Spade, From Spear to Sickle How do you think of the Japanese constitution as Christians?
(New Booklet Series ? Cairos Books..No. 1 Tsurrugi o Suki ni, Yari o Kama ni)
Masaru Asaoka
As Christians, how should we think of the Amending of the Japanese Constitutions? By comparing with the Liberal Democtratic Party’s Amendment Draft, think together where Japan is now heading to? This is the summary of Rev. Asaoka’s message to high school teachers. Regarding “Cairos Books” ? Cairos means “time”, not” just the time”, but “the definite time”, “the time we have been looking forward to”. As Christians living now, how should we respond to things happening now in the world, churches, education, etc. Cairos also means “the time to respond”. As Christians, we should not be “silent”, but to “respond”.4/6 edition, 80 pages ISBN978-4-264-03967-9 C0016