出版社・製造元:日本キリスト教団出版局
人生を変えた障害者との出会いをつづった、ナウエンの絶筆
20世紀を代表する霊性の人、ヘンリ・ナウエン。彼は生涯「居場所」を求め続けた。ハーバード大学教授としての生活に行き詰まった彼が向かったのは、重い障害を持つ人と持たない人とが共に暮らす共同体、ラルシュ・デイブレイク。そこで彼は、意思をほとんど表現することができない青年、アダムと出会う。アダムのケアに四苦八苦するうちに、ナウエンはついに「居場所」にたどりつく。塩谷直也氏による書き下ろし解説を加えて待望の復刊。
【目次】
まえがき
序章 この本はどうして書かれたのか
第一章 アダムの隠れた人生
第二章 アダムの荒野
第三章 アダムの公生涯
第四章 アダムの道
第五章 アダムの受難
第六章 アダムの死
第七章 アダムの通夜と埋葬
第八章 アダムの復活
第九章 アダムの霊
結び
訳者あとがき
解説 「行きたくないところへ連れて行かれる」日のために(塩谷直也)
著者・訳者など:ヘンリ・ナウエン 著
ISBN:978-4-81841076-3
【ヘンリ・ナウエン】
1932年、オランダ生まれ。1957年、カトリック司祭に叙階される。心理学を学んだ後、イェール大学、ハーバード大学で教鞭を執り、執筆活動を行う。1986年、ジャン・バニエの影響を受け、カナダのラルシュ共同体に移住、障がいを持つ人々と生活を共にする。1996年、心臓発作により死去。
アダムカミノアイスルコ