教文館
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教において等しく崇敬される偉大な宗教創唱者「モーセ」について、我々はいったい何を知っているであろうか。 モーセは実在したのか? 聖書の枠組の中で、歴史の中で、文学の中で、モーセはどのような人物として捉えられ、描かれてきたのか? 古代イスラエル人からアウグスティヌス、ミケランジェロ、トーマス・マン、現代の至るまで人々を惹きつけ続ける「モーセ」をめぐって、知られざる「モーセ」像が今、明らかになる! [目次] 第1章 導入 第2章 モーセ五書におけるモーセ 第3章 十九ー二十世紀の学問研究 第4章 歴史的モーセと文学的モーセの間の五百年間の「不愉快な懸隔」 第5章 彼の民の指導者としての文学的モーセ 第6章 前六世紀のバビロン捕囚期におけるユダ人の自己同一性の結晶核としての文学的モーセ 第7章 モーセとヨシュア 第8章 モーセと十戒 第9章 預言者としての文学的モーセと預言の終焉 第10章 ユダヤ教の教師、ギリシア哲学者、追放されたレプラのエジプト人としてのモーセ 第11章 キリスト教神学史、ユダヤ教、イスラム教におけるモーセ 第12章 モーセ、一神教、人権 第13章 二十世紀の文学におけるモーセの死
著者・訳者など:E.オットー 著 山我 哲雄 訳
山我哲雄
ISBN:978-4-76426667-4
JAN:9789780000000