サンパウロ
パーキンソン病に親しみを込めて、こんな呼び名を付けたひとりの患者。
著者は、東京生まれの秋田育ち。40年の東京暮らしを抜けて、定年後ふたたび秋谷移り住んだ、好奇心いっぱいの行動派であったが…。還暦と同時に突然、“Mr.パーキンソン”に捕まり、とまどい、苦しみ、病気の進行に立ち向かいながら、ついには病気(Mr.パーキンソン)とともに生きることを積極的に受け入れるようになる。一転、動けない書斎派となることを余儀なくされてから、その日々の歩みと思いをつづった本書は、製薬会社日本イーライリリーの「リリー・ビューティフル・アワード」を受賞した前著『お節肝心録』の続編となります。
著者・訳者など:和田 節
ISBN:4-80568806-8
JAN:9784810000000