日本キリスト教団
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聖書は学問的にではなく、「霊的に」読まれることを求める書物である。著者は「十字架されたキリスト」が示す光に導かれ、長年にわたり新約聖書の学びを深めてきた。その読みは深い学識に基づきつつ、テクストの背後にある霊的な現実に到達している。ヨハネ福音書とパウロ書簡を中心に、読者を「復活者キリスト」「聖霊」に出会わせる。新約聖書の本質を経験し、生きるために必須の一冊。宮本久雄氏(東京大学名誉教授)推薦。
【目次】
真理の霊が来るとき──出会いのカイロス(宮本久雄)
まえがき
第一章 永遠のいのちを「今」生きる
第二章 復活者キリストの告知
第三章 十字架された姿の復活者キリスト
第四章 初穂としての復活者キリスト
第五章 聖霊でバプテスマする復活者キリスト
第六章 聖霊の賜物としての信仰
第七章 聖霊の賜物としての愛
第八章 聖霊による復活の希望
第九章 ヨハネ福音書における「イエス」
第十章 真理の霊が来るとき
あとがき
著者・訳者など:市川喜一 著
ISBN:978-4-81841110-4
JAN:9789780000000
市川喜一
1930年京都市に生まれる。1951年京都工業専門学校機械科(旧制)卒業。1955年京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科入学。学部在学中、フィンランド宣教師の集会で入信、受洗。以後、文学部哲学科基督学科(有賀鐡太郎教授)の聴講生。1956年大学院中退、独立伝道開始。59~69年、小池辰雄氏の「キリスト召団」の運動に参加、京都・大阪など関西各地、小諸などで聖書講義の活動。1986年個人福音誌「天旅」を発刊、現在に至る。「市川喜一著作集」(全29巻)を上梓。