教文館
聖書解釈学の最前線の手法と実践
日本屈指の旧約聖書学者による最新の論文集。自然と人間、食物規定(カシュルート)、平和(シャーローム)の観念、申命記史書における王権・王朝の神学的理解など、旧約聖書の思想と文化の根幹に関わる主題を扱う。俯瞰的視点からの概観と緻密なテクスト分析により、多様性と緊張関係を超えた旧約聖書全体を貫く観念を描き出す。
著者・訳者など:山我哲雄 著
ISBN:978-4-76426165-5
JAN:9789780000000
山我哲雄
1951 年東京生まれ。1985 年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。北星学園大学経済学部教授を2022 年3 月に退任。著書に『聖書時代史 旧約篇』『図解 これだけは知っておきたいキリスト教』『海の奇蹟――モーセ五書論集』『一神教の起源』『VTJ 旧約聖書注解 列王記上 1 ~ 11 章』ほか。訳書に『〈旧約聖書II〉出エジプト記・レビ記』『〈旧約聖書III〉民数記・申命記』(以上共訳)、M. ノート『モーセ五書伝承史』『旧約聖書の歴史文学』、T. C. レーマー『申命記史書』、W. H. シュミット『歴史における旧約聖書の信仰』、R.レントルフ『モーセ五書の伝承史的問題』、R. N. ワイブレイ『モーセ五書入門』、C. レヴィン『旧約聖書』、O. ケール『旧約聖書の象徴世界』、K. シュミート『旧約聖書文学史入門』、ティリー/ツヴィッケル『古代イスラエル宗教史』ほか。