教文館
世界で最も影響力のあるカトリック神学者による渾身の大著!非西洋の歴史、他の諸宗教の歴史、非権力者の歴史、女性の歴史などの視点を取り入れた包括的な著述
古今東西のキリスト教のすべてがここに。
新時代のキリスト教の百科全書、待望の日本語版の刊行!
著者の40 年間に亘る神学研究を経て、総合的・普遍的な視点からまとめあげられた初の著作。多様な諸教会・諸教派を一つにするものは何かという根本的問題を探求し、2000 年に及ぶキリスト教の歴史を省みるとともに、教会に対して「根源に向かう」改革を提唱。21 世紀のキリスト教の将来を占う必読書。
著者・訳者など:H.キュンク 著
福田誠二 訳
ハンス・キュンク(Hans Küng)
1928 年スイス生まれ。1960~96 年テュービンゲン大学教授。1962~65 年第二バチカン公会議の公式顧問を務める。諸宗教間対話に貢献、平和実現に向けて「世界倫理」を提唱。邦訳書に『公会議に現われた教会』(1966 年)、『ゆるぎなき権威?』(1973 年)、『教会論』上・下(1976・77 年)、『フロイトと神』(1987 年)、『世界諸宗教の道』(2001 年)、『キリスト教思想の形成者たち』(2014 年)、『キリスト教は女性をどう見てきたか』(2016 年)ほか。
福田誠二(ふくだ・せいじ)
1953 年山口県生まれ。2000 年ミュンヘン大学カトリック神学部博士課程修了。聖マリアンナ医科大学教授(宗教学)を経て、現在、カトリック岩国教会主任司祭。著書に『ヨハネス・ドゥンス・スコトゥスのペルソナ神学』(2002 年)、訳書にファーガス・カー『二十世紀のカトリック神学』(共訳、2011 年)ほか。
ISBN:978-4-76427444-3
JAN:9789780000000