出版社・製造元:イーグレープ
「サンデースクールができる部屋が欲しい」「子どもたちが遊べる体育館が欲しい」。教会はそのために必要な多目的ビル建設をビジョンとして掲げ、牧師と信徒はひたすら祈り、献げた。その額1億5千万円……。 この本は数々の試練を乗り越え、神の大いなる御業を目の当たりにしてきた牧師夫妻が記す、祈りと御業の記録です。教会のリーダーたちから高齢の方々、幼い子どもたちまで、祈りを合わせながら「自分にできることをやる」。その姿が神の御心にかなったのだと思わされます。会堂建設を目指す教会、困難に直面している教会は、きっと大きな学びと励ましを受けることでしょう。
この本は、アメリカのオレゴン州タイガード市で牧師をされている横井マイク先生と夫人の由美子さんの共著です。中心となって書かれた由美子さんは語っておられました。「本当なら著者は私たちでなく教会であるべきかもしれません」。それほどまでに、教会の皆さん一人ひとりの祈りと思いが込められた一冊になっています。読み終えれば誰もが叫ばずにいられないでしょう。「ハレルヤ!」と。
著者・訳者など:横井由美子・横井マイク
ISBN:978-4-90917037-8
横井由美子(よこい ゆみこ)
1950年 熊本県阿蘇郡に生まれる。順天堂大学付属看護学校別科、都教職員組合山楽病院付属助産婦学校卒業後、順天堂医院で助産師として2年間勤務。 1974年 東京板橋区の赤塚バプテスト教会で児玉振作牧師の司式により横井弘明(横井マイク)と結婚。 1983年 弘明の神学校留学のため、家族5人で渡米し、日本インターナショナルバプテスト教会の牧会に従事。その間、6人の子育てと教会の牧師夫人としての働きで多忙を極める中、女性伝道グループ「ミッションエステル」を立ちあげる。10年間、北海道から九州、また東北の被災地も訪問。現在はアメリカ国内の老人ホームや教会で伝道集会を行っている。現在、家族総勢24名(孫たち14名)、日本駐在の四男を除いて、毎週全員が教会に集い楽しく礼拝を守り、毎月バースデーパーティを開催している。
横井マイク (よこい まいく)
1946年 長野県茅野市に生まれる。京都外国語大学スペイン語学科卒業後、東京の商社に就職。主に商品の輸出入営業等を行う。 1975年 由美子と結婚後、東京の夜間神学校入学。 1983年 商社を退職。翌年訪米。妻と3人の男子(7,5,3歳)を連れて、フロリダの神学校ルーサー・ライス・セミナリーに入学。オレゴン州ポートランドに移り、メトロポリタン・バプテスト教会の日本語部牧師(その後、日本インターナショナルバプテスト教会〈JIBC〉と組織変更)。 2008年 前立腺癌が見つかり、全摘手術を行うも2009年再発。2017年から放射線治療。 2019年 主治医から癌の寛解を宣告され、主の癒しを体験。2018年12月末をもって、JIBC主任牧師を辞し、現在はジャパニーズ・チャーチ・プランティング・ネットワーク(JCPN)主事。