いのちのことば社
難病ALSを抱えながら25年。昨年8月に急逝した著者、最後のメッセージ。
生きる意味、いのちの尊さと重みを、若い世代に切実に語る
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ALSという難病を抱え、一語一語紡いだ講演とエッセイ。与えられた生を全うした著者の一つ一つの言葉が若い人たちに「いのち」の尊さを伝える。
二十年前、私も今のような「幸福感」を覚えるとは思ってもいませんでした。仮にもし健康で働けたとしても、地位や権力を得たとしても、今のほうがベターかなと思っています。人の尊さ、人のスピリチュアリティの力はここにあると思います。人はその人にしか生きられない物語を共有します。（本文より）
目次
永遠の友へ 感謝を込めて〈藤井美和〉
�機，い里舛僚鼎�
「いのち」をめぐる議論
ＡＬＳ患者嘱託殺人事件が問うもの
�供．吋△鯆未靴討凌佑箸里弔覆�り
ＡＬＳが難病でなくなる日を目指して
我流のケアスタッフとの向き合い方
�掘．�リストにゆだねる
私の信仰の証し
共に生きる
悲しみも喜びも
神さまにゆだねきるということ
�検〇劼匹發遼�かさ
ウェルカム・ベイビー
当たり前のたいせつを実感
名人の目
�后＼犬�抜いた西村隆へ
一つのベッド
家族が笑顔でいられるために
西村隆さん 葬送式 説教〈新堀真之〉
結びにかえて
著者・訳者など：西村隆／宮本雅代（編著）
ページ数：200頁
判型：B6判
ISBN：978-4-264-04433-8
西村 隆（にしむら・たかし）
1960年、兵庫県に生まれる。 関西学院大学神学部を経て、 神戸聖隷福祉事業団に入社。 1997年、ALSを発症。 1999年、退職。 2022年8月6日に召天。
宮本雅代（みやもと・まさよ）
1960年、兵庫県に生まれる。 中高をミッションスクールで過ごす。 大学を卒業後、市役所に勤務。 おもに福祉行政に携わる。 教会活動で出会った西村隆と結婚。 現在、障がい者のグループホームに勤務。
Surrounded by The Love of God and People: A Message to Young People Living Today
(Kami Sama to Hito no Ai ni Tsutsumarete)
Takashi Nishimura
“It's hard not to be able to move and talk, but I am happy to be alive in this moment.” Written by his wife, Masayo Miyamoto, this essay captures the words of her husband struggling with the intractable disease called ALS. Their hope is that his words can inspire especially young people who may also be experiencing hardship and difficult challenges and give them hope and perspective of how precious “life” truly is. B6 size, 200 pp. ISBN978-4-264-04433-8 C0016 \1,500+
