出版社・製造元:青志社
日本初翻訳!欧米で読みつがれる名著!
潜在意識を使って自分を成功させる方法
変えるべきは自分の心。自分が自分の運命を創る。
パワーは自分の中にある!
「なりたい自分になった自分を鮮明にイメージする」マーフィー博士
自分は成功するという確信を得るまで、一日に何度も何度も、「成功」という抽象的な言葉を静かに使う人たちがたくさんいます。「成功という概念」には成功に必要なすべての要素が含まれていることを覚えておいてください。人が信念と確信をもって、「成功」という言葉を自分自身に呪文のように繰り返すと、潜在意識はそれをその人の真実として受け入れ、「成功する」という主観的な強迫観念にさらされる。その結果、抑えがたい欲求になってきます。
失敗の考えにとらわれ続けている人を例にとると、失敗の考えは失敗を引き寄せます。
潜在意識は、失敗の考えをその人の要望として受け取り、その人の経験の中でそれを実現させるように進めていきます。どうしてかというと、彼は失敗を生み出そうと、日夜、精神的な練習にひたっているからです。潜在意識は非個人的で非選択的なのです。
心からしたいと願っていたことをしている自分と、どうしても欲しかったものを手に入れている自分を想像するのです。想像性を豊かにすること。精神的に成功している現実感にひたること。しょっちゅう、その意識の状態に入って行くのです。それを習慣にするのです。そうしたら、夢の実現に必要なすべてを行うように導かれます。毎晩成功したと感じ、完全に満足しながら眠りにつくこと。そうすれば、最終的には潜在意識に成功の概念を植えつけることに成功します。
ジョセフ・マーフィー博士
マーフィー博士が、これほど切々と、「自分は自分を救済できる。自分は独りではない。自分を創った大いなる存在を信じ、自分に与えられた能力を見つけ出し、それを活かすことに集中して生きるように」と、説いたということは、人生は決して平坦ではないということでしょう。
どんな人にも困難が待ち受けている。そこに希望を見出すか、悲観的な人生を送るか。人生を肯定するか、否定的に捉えるか。
その時にとても重要なのが、人生に、「半ば、遊ぶ」という感覚をもつことではないだろうか。
マーフィー博士は、身をもって、想像力という翼に乗って、無限の世界を自由に飛び回る姿を見せてくれています。過去の天才たちを取りあげながら、人生の希望とは、人間の不毛の地に移動しては、リフレッシュさせてくれる天国の雫(しずく)のようだと表現しています。
しかし、想像力は制御しなければ暴走するので、その持ち主の人間性が重要になります。
そこには崇高さというものが必要で、それはわたしたちにはすでにそなわっているので、そこから目を離すことなく、自分を育て、信頼し、肯定的に生きるようにと、博士が私たちを励ましているように、私には感じられました。
訳者 矢野ふみ
目次
第一章 夢をかなえる
第二章 潜在意識の活用と重要性
第三章 成功を想像する方法
第四章 マーフィー博士という人間性への洞察
「自分を信じて」を訳し終わって
著者・訳者など:ジョセフ・マーフィー
ページ数:144頁
ISBN:978-4-86590155-9