日本キリスト教団出版局
20世紀を代表する霊的指導者ナウエンが、「老い」を語る注目作。福音の光に照らすとき、老いは、隠したり否定したりすべきことではなく、人生の完成に向かう成長の道のりであることがわかる。高齢者を世話(ケア)することの深い意味をも明らかにする。
[著者紹介]
ヘンリ・ナウエン
1932〜1996年。オランダ生まれ。カトリック司祭。イェール大学、ハーバード大学などで教鞭をとり、1986年以降、カナダ・トロントにある障害のある者、ない者が共に生きるデイブレイク・ラルシュ共同体でチャプレンを務める。
ウォルター・ガフニー
1939〜2020年。ナウエンのイェール大学での教え子であり、カトリック司祭からソーシャルワーカーに転じた。
[訳者紹介]
原みち子(はら みちこ)
1941〜2013年。東京大学教養学部教養学科フランス科卒。ブラジル、メキシコ、オーストラリアに在住の経験をもつ。児童文学書、キリスト教関係書を中心に翻訳に従事。
[解説者紹介]
木原活信(きはら かつのぶ)
同志社大学社会学部教授。博士(社会福祉学)。東京都立大学助教授、トロント大学大学院客員研究員を経て現職。日本社会福祉学会前会長。日本キリスト教社会福祉学会会長。
著者・訳者など:ヘンリ・ナウエン ウォルター・ガフニー 著
原みち子 訳 木原活信 解説
ISBN:978-4-81841138-8