日本聖書協会
心貧しい者に注がれる神の愛を知る一年。
心の貧しい人々は、幸いである
天の国はその人たちのものである
「神と真の友になる人とは、主の前にある自らの貧しさを思い知った人のことです。」
(本文より)
1日1ページ、366日の御言葉とメッセージ。
心の貧しい人(自分が神の憐れみを乞うことしかできない、弱く貧しい者であることを知っている人)に対して、神が注がれる限りなく大きな愛と恵みについて、力強く語ります。
美しい日本の自然を写した写真と共に。
アルコール依存症を患う自分の弱さや失敗を、隠すことなく語ったことで知られたマニング。本書が初の邦訳です。
神の前にある自分の貧しさを知り、ただ主に憐れみを乞う人に注がれる、神の大きく激しい愛を語ります。
聖句は「聖書 聖書協会共同訳」より引用。
合成皮革装・スリーブケース入り
著者・訳者など:ブレナン・マニング:著
日本聖書協会:訳
山崎雅郎:写真
サイズ:縦135mm×横103mm
ページ数:416頁
ISBN:978-4-82029286-9
ブレナン・マニング
ブレナン・マニングは、1934年、大恐慌下のアメリカ、ニューヨークで生まれました。
大学在学中に海兵隊に入隊、朝鮮戦争に従軍して韓国に送られ、戦後、日本にも一年半滞在。帰国後、ジャーナリズムを勉強しました。
この後、セント・フランシス大学に入学。1960年に哲学の学位を修め、次いで神学を学んで、1963年、フランシスコ会司祭となりました。
1960年代、マニングは、フランス人のド・フーコー神父率いる団体に加わり、貧しい人々に仕え、祈る日々をフランスで過ごしました。さらには、希望してスイスの刑務所に入ったり、半年間スペインの洞窟にこもったりした後、アメリカに帰国しました。
1970年代に入り、マニングは、自身のアルコール依存症と向き合い、作家としての活動を開始しました。複数の著作を出版した後、1982年、フランシスコ会を退会。
ニューオーリンズに移住して結婚しました。
飲酒の問題は、2013年に死去するまで、終生マニングを苦しめました。マニングは、依存症についてだけでなく、数々の自分の失敗を隠さずに語ることを通して、弱さに満ちた私たちに対する、神の激しい愛と恵みを宣べ伝えました。人生のどん底から語られるマニングの言葉には、教派を問わず、多くの共感が集まっています。