いのちのことば社
キリスト教会はどんな時代を生き抜き、どこへ向かって行くのか。
教会が誕生した1世紀から現代まで、各世紀の特徴とその時代を歩んだ教会の2000年間の歴史を一気に読みとおすことができる一冊。未完の世紀としていた20世紀の項目が、初版から40年近くの時を経て追加され、装いを新たに登場!
旧版 はじめに 3
復刊にあたってのまえがき 6
紀元一世紀―キリスト教会の始まり 19
「この岩の上に、わたしの教会を」
エルサレムからスペインまで
クォ・ヴァディス
教会のイメージ
◆《教会史ア・ラ・カルト》 永遠の生命
紀元二世紀―十字架を忍ぶ教会 31
ワシとネズミ
ユニークな福音
「我は・……信ず」
ポリュカルポスはキリスト者
キリスト者は世界の魂
◆《教会史ア・ラ・カルト》 「祈る人」(オランテ)
紀元三世紀―嵐の中のノアの箱舟 43
明 暗
カエサルとキリスト
信仰は真理
愛と慈善の福音
教会の外に救いは……
◆《教会史ア・ラ・カルト》 結 婚
紀元四世紀―新しい賛美を歌う教会 55
このしるしにより
一つの帝国、一つの教会
取りて読め
荒野に逃れよ
◆《教会史ア・ラ・カルト》 賛美の声
紀元五世紀―光と闇の間の教会 66
ローマは滅び
東方教会と西方教会
荒れ狂う黒い嵐
キリスト教の時代
◆《教会史ア・ラ・カルト》 信仰告白
紀元六世紀―新しい秩序を探る教会 77
ユスティニアヌス法典
「天国の門」と「天使たち」
グレゴリウス大教皇
◆《教会史ア・ラ・カルト》 修道院生活
紀元七世紀―後退、前進する教会 88
「ほかの福音」
北方民族の改宗
王と主教と聖人と
◆《教会史ア・ラ・カルト》 アクセサリー
紀元八世紀―流転の世界と教会 99
「見えない神のかたち」
元号から西暦へ
生命・救済・永遠の幸福
◆《教会史ア・ラ・カルト》 クリスマス・ツリー
紀元九世紀―神秘を地上に追う教会 111
神聖なローマ帝国
天上と地上のヒエラルキー
「彼らの神はトールより強し」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 献 金
紀元十世紀―死の陰の谷を歩む教会 123
封建制度と教会
「シオンの山は荒れ果て」
クリューニーとオーラフ
◆《教会史ア・ラ・カルト》 ミ サ
紀元十一世紀―世俗化と闘う教会 135
二振りの剣
「フィリオクェ」
神のおぼしめし
世俗の学問のつまらない事々
◆《教会史ア・ラ・カルト》 そろばん
紀元十二世紀―天上と地上の帝国を 146
協力と対立
ゴシック様式
ロマンと敬虔
「聖霊の時代」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 自国語聖書
紀元十三世紀―至高を目ざす教会 158
「天地の主なる」
「諸国の民と王国の上に」
「ものみなこぞりて」
ウニヴェルシタス
◆《教会史ア・ラ・カルト》 めがね
紀元十四世紀―暗闇の森に迷う教会 170
普遍と個と
教皇のバビロン捕囚
「リフォルマツィオーネ」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 ウィクリフ聖書
紀元十五世紀―再生に賭ける教会 182
中世の秋
公会議主義
ルネサンス
「今のところ、何の役にも」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 印刷本
紀元十六世紀―宗教改革の教会 194
「神の義」
「センペル・レフォルマンダ」
「わたしの名のために」
カトリック宗教改革
◆《教会史ア・ラ・カルト》 自 我
紀元十七世紀―巡礼者の教会 206
最後の宗教戦争
正統神学
正統実践
「プロパガンダ」
「知は力なり」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 クリスマス
紀元十八世紀―苦難の日に呼ぶ教会 218
国家理性
フランス革命
理性の時代
生きた実践的な宗教
「北のはてなる氷の山」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 教会音楽
紀元十九世紀―進歩を追求する教会 230
革命の申し子
ロマン主義と自由主義
最暗黒のイギリス
「われらの世代に世界の福音化を」
◆《教会史ア・ラ・カルト》 教会の座席
紀元二十世紀―平和・正義・真理と教会 242
二十世紀の神話
カーネギーとマルクス
近代末期からポストモダンへ
マラナタ
◆《教会史ア・ラ・カルト》 決断の時
著者・訳者など:丸山忠孝
ページ数:256頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-04458-1
丸山忠孝(まるやま・ただたか)
1939年、東京に生まれる。
東京学芸大学、ウェストミンスター神学校(B. D.)、エール大学神学部(S. T. M.)、プリンストン神学校(Th. D.)卒業。
ジュネーヴ大学神学部・宗教改革研究所で学ぶ。
教会史・教理史専攻。
東京基督神学校校長、東京キリスト教短期大学学長、東京基督教大学初代学長(1990−1998)を歴任。
現在、米国シアトル在住。