出版社・製造元:安藤 脩
【著者より】
著書の「はじめに」にも書いたのですが、私にとって今年はいろいろな点で節目の年になります。この世に生を受けて80年。霊的誕生である洗礼を受けキリスト者となって60年。伝道者となって50年です。誕生月の9月を記念してこの本を出版いたしました。
本出版について、何ら計画していたわけではありません。カトリックのシスターになっている姉との電話で「おさむちゃん、今まで語り、書いてあるものを本にしては!」とのことばが出版のきっかけでした。その時、自分がこの世を去った後のことも考える時期になったのだなーと思わされました。そして、私の思い願いは、今まで交わりを持ってきた人々が、私が御国に帰った後でも、神の愛と主キリストの恵みを知って救いに預かること。更に信仰から信仰へと成長し続けることです。それには自分の思い、考え、生き様を本として著すことが最善だと示されたのです。
本の題名「日本の心と聖書」は愛する日本の同胞が、自分と聖書の違い、また類似点、なによりも神の愛、主イエス・キリストの恵みを知って欲しいと願ったからです。それには、日本の心が最も端的に表されている和歌と聖書の真理を対比させることが良いと思いました。引用した和歌の多くは万葉の詠歌ですが、現代の短歌や今様形式のちょっと変わり種も入れました。それと、私の連れ合い(華舟)が墨彩画と筆文字で和歌、水墨画のカットを書いてくれました。また人となりを知っていただくために、私自身の証詞「救い」「献身」「伝道者の恵み」を掲載しました。それとメッセージは、今まで発行した教会会報の巻頭言に手を加え、読みやすいように見開き2ページに纏めました。
自分では読み応え、見応えある本が出来たと自負しております。ぜひお読みくださり、短歌、俳句の好きな人や、求道中の人にもお勧めくだされば嬉しく存じます。
著者・訳者など:著者:安藤 脩 絵・字:安藤 華舟
ISBN:978-4-90129156-9
安藤 脩(あんどう おさむ) プロフィール
1944(昭和19)年 鹿児島県日置郡吹上町にて誕生。
1963年 宮崎大学に入学し、聖書に接する。
1964年 日本基督教団 宮崎清水町教会にて吉間磯吉牧師より受洗。
1967年 宮崎大学を卒業し、5年間、大口明光学園中学・高校教諭として勤務。
1972年 日本基督教団認可神学校 東京聖書学校に入学。
1975年 日本基督教団大三沢教会(青森)、更生教会(東京)、丸の内教会(和歌山)、横浜岡村教会を歴任。この間、1977年、石谷善枝と結婚し3人の子を授かる。
2018年 3月横浜岡村教会を辞任と共に現役を隠退、つくば市に在住。
現在 茨城YMCA理事、茨城キングスガーデン協力牧師
安藤善枝〔華舟〕(よしえ・かしゅう)プロフィール
1947年 鳥取県にて誕生。
3歳より東京の小平市に住む.6人家族。
大学を卒業後、日本基督教団小平教会22歳で受洗。
1971年 東京クリスチャンカレッジ(神学校)に入学。
1975年 日本同盟基督教団恋ヶ窪キリスト教会で伝道師。
1998年 癌を患う。これをきっかけに再び絵を描く。
雅号「華舟」
以降、安藤華舟ホームページをご覧ください。
ホームページ http://www.kashu-ando.com
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