新教出版社
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綿密な釈義的作業に基礎づけられた、ヨハネ黙示録の本格的概論。 著者は、見幻者ヨハネが、当初パレスチナ地方で間近い終末の到来を説いていたユダヤ教黙示者であったが、小アジアに移住後キリスト教に接し、キリスト教の預言者となったとの見解をとる。黙示録の中には、キリスト教的要素をほとんど含まない段落が少なからず存在するが、これは著者によれば、ヨハネがユダヤ教時代に書いたものをほとんどそのまま素材として用いているためである。著者はこの、黙示録の段階的成立説に立ちながら、黙示録をいわばより立体的に考察し、そこに見られる神、キリスト、救済、教会、終末等に関する、新約聖書の中にあって独特な発言に新しい光を投げかける。 最近に至るまでの多数の欧米の研究書との対話は、現在の黙示録研究の動向の紹介ともなっている。 ・長く品切れだった旧版(上下2巻)を全面増補改訂、3巻本として刊行していく。本巻は、新たに書き下ろされた序説部分に相当、黙示録の全体像を明らかにする。 ・本書のドイツ語版はマイヤー注解シリーズに収録される。黙示録に関する世界最高水準の注解。 「中巻」から本文の注解が始まる(中巻は1章から11章まで、 「下巻」は12章から22章まで)。
著者・訳者など:佐竹明
ISBN:978-4-40011164-
JAN:9789780000000
978-4400111641