出版社・製造元:いのちのことば社
―「傷つくことなしに絆を結ぶことはできない」―
「奥田さんの言葉は、困難な時代を照らす光。
人の弱さを知るからこそ、こんなにもやさしくなれるのだ。」
脳科学者 茂木 健一郎 氏 推薦!
著者は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介されるなど、
多くのマスコミで取り上げられている。
- 単なる「支援する側、される側」ではなく、路上で声をかけ続け、「家」を失った人々の家族になろうとしてきた牧師が、一人一人との交流の中で血の通った「絆」を回復していく過程を、多くのエピソードから語る。
- だれもが心の拠り所(ホーム)を必要としているなかで、教会は、人々の帰るホームとなれるのか。ホームレス支援を始めて22年。その間の出会いと経験とは。
- 著者の姿は、人とかかわることをやめた「無縁社会」の課題を浮き彫りにし、人が生きる上で一番大切なものが何なのか、改めて考えさせる。
- ホームレス支援現場のエピソードだけでなく、牧会者として聖書に立って現代社会を見つめ、行動してきた著者による、礼拝メッセージと講演も収録。
- 「長年支援の現場で確認し続けたことは、絆には「傷」が含まれているという事実だ。傷つくことなしにだれかと出会い、絆を結ぶことはできない。出会ったら、「出会った責任」が発生する。だれかが自分のために傷ついてくれる時、私たちは自分は生きていてよいのだと知る。同様に、自分が傷つくことによってだれかがいやされるなら、自分が生きる意味を見いだせる。」
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(本文より)
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著者・訳者など:奥田 知志
ページ数:216頁
判型:B6判
ISBN:978-4-264-02922-9
- 奥田知志(おくだ・ともし)
- 1963年、滋賀県に生まれる。
- 学生時代より、大阪釜が崎にて支援活動に参加。
- 1990年、日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師就任。
- 2000年にNPO法人 北九州ホームレス支援機構を設立し、理事長に就任。現在に至る。
- NHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」など、テレビ出演も多数。
I Will Never Leave You Alone, In My Father’s House Are Many Dwellings
(Moh. Hitori ni Sasenai, Wagachichi no Ie ni wa Sumika Ohshi)
Tomoji Okuda
The pastor at Higashi Yahata Christian church, Kitakyuushuu, has been working among the homeless people. This is his testimony of how he reconnected with them by acting like a member of the family, not just by supporting or helping them. B6 size, 216 pp